Changes

20年以上前の旅行写真を眺める。 いまさらいうまでのことではないが,とにかく進歩のない自分の姿が二重映しになる。ほとんど30歳の私は,現在の私と変わっていない。 強く感じるのは,友人が当時の写真から歳を経るごとに変化する...

自転車

数えてみると,今の家にたどり着くまで10回引っ越しをしている。記憶にない最初の家を除くと,日吉の社宅では三輪車を使っていたけれど,その後はすべて自転車がそばにあった。 一人暮らしのときであっても,引っ越しとともに自転車を...

Not forgetting

家族を伴って多摩センターの奥まで買い物に出かけながら,ときどき昨年の3月11日からしばらくのことを思い出していた。 次々と起きたこと,起きることに対して,「想像力の欠如」のみを「禁止」に置くことでどれだけ真摯に向き合った...

四半世紀

徹の家というよりも,徹と連れ立ってぷらんぷらんすることがほとんどなくなってしまったため,記憶は定かではないものの,最後に八王子のはずれにある実家へ行ったのは平成元年だったと思う。 冬のことだ。片倉と相原の中間あたり,猫が...

綴り

1年くらい前から,結城昌治や三好徹のスパイ小説を続けて読んだ。バーに勤める女性がこの世に存在しなければ,彼らの小説が描く世界は違ったものになったのだろうか,それとも小説自体書き記すことがなかったのだろうか,などと思いなが...

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