Too Long

昭和30年代の推理小説を古本チェーン店の105円棚から探し出しては,ここ数年,少しずつ読んでいる。面白かったのは結城昌治と三好徹。佐野洋と笹沢佐保は触手が動かないので,よく目にするものの読んでいない。 平成のはじめに亡く...

乱歩

三好徹の小説を読んでいると,江戸川乱歩みたいだと思うことがある。外套と短剣に属する小説以外,天使シリーズを数冊読んだにすぎないが,『大暗室』や『緑衣の鬼』などタイトルだけで中身をすっかり忘れてしまった一連の小説を布団に包...

中間小説

結城昌治や三好徹の小説を通勤途中に読んでいると,読書が娯楽であると思いはするものの,それは高性能水洗トイレよろしく,読んだそばかたっぱしから忘れてしまう。 帰りに古本屋で「新潮」を見つけたので,手に入れて捲っていたところ...

Q and U

スクラブルでQを引いてしまったらUを待つしかない。「QなんてUがなければ役に立たない」というくだりがあったのは,絲山秋子の超然シリーズの1作だったと思う。

サイボーグ009

完結編の第3巻を購入。物語がくるくると回っていくので,昼に読んだりしながら最後まで捲ってしまった。なぜだろう。吉本ばななの小説を思い出した。 最後の自筆であろう手紙のサインが「石森章太郎」になっていたのが感慨一入。

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