ルポ精神病棟

大熊一夫の『ルポ精神病棟』を読んだのは1980年代の初めのことだった。 風邪ひきのなか,手持ち無沙汰にと弟が,どうしたわけか中井英夫の『虚無への供物』を買ってきたのを契機に,真っ黒かった頃の講談社文庫で夢野久作の『ドグラ...

リンゴォ・キッドの休日

矢作俊彦の『リンゴォ・キッドの休日』の著者近影について,撮影した横木安良夫がスタジオ・ボイスのインタビューで次のように語っている。(写真は後日アップ予定)。 ――ちょっと話変えましょう。矢作さんの『リンゴォ・キッドの休日...

再読

矢作俊彦の『引擎/ENGINE』(新潮文庫),再読。単行本刊行の際に記した記憶があるのだけれど(といいながら,確認したところ見当たらない),この凶手は傑がモデル,というか傑の物語が続かなくなったので,この凶手が出来上がっ...

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