週末

金曜日は午後から渋谷で打ち合わせ。このところマークシティ5階のエスタシオンカフェを利用することが多い。新宿の西武とは違う質の打ち合わせに使われることが多いので話しやすい。ただ混んでいるため,早めに行って席を確保しなければならない。窓際ならばすぐに案内できるというので,並んで打ち合わせという家族ゲーム状態。18時過ぎに終え,古書サンエーで子母澤寛の新選組シリーズ3冊を均一棚から。そのまま東中野まで行き,銀座通り商店街で夕飯をとって外にでると小雨が落ちてくる。雨宿りがてらブックオフに入る。伊野尾書店にも寄っていたら,一度止んだ雨が非道くなってきた。

土曜日は午前中,会社で会議の準備をする。高田馬場で頼んでおいた弁当を受け取り,新宿に向かう。15時まで会議。昔のロフトの向かいあたりの仮会議室。中目黒まで行き,家内と娘と待ち合わせ。とんでもない人数の花見客で溢れている。少し寒くなってきたものの,桜は満開近くの賑わい。夕飯をとって帰る。

日曜日はかかりつけのクリニックまで花粉症の薬をもらいに出かける。ザイザルからビラノアに変えてもらった。昼食を軽くとり,事務所で少し仕事をする。家内と新井薬師で待ち合わせ。文林堂書店でリュシアン・フェーヴル『歴史のための闘い』(平凡社ライブラリー)。家内と中野通りから新井薬師まで桜を見る。カフェシュクリンで遅めの昼食。古書案内処の均一で文庫3冊,新書1冊。ここの均一は面白い本がよく並んでいる。家内の買い物に付き合い,新井薬師のスタジオライフから少し先に行ったところにある倉敷ラーメン店で夕食。あたたかい一日だった。

歴史家であり続けながらも己の人生をまっとうしうるという自信を諸君に与えるためには、研究の最先端にいる人びと、すなわち船の舳先に立って絶えず水平線を凝視している人びとに歴史が現在提起している、生きた問題のいくつかを諸君の前で、そして諸君とともに検討する以外に方法があるでしょうか。

と申しますのも、問題提起こそ、まさにすべての歴史研究の初めであり終わりであるからです。問題がなければ歴史はない。あるのは単なる叙述、雑多な史実の寄せ集めです。私が歴史を「科学」ではなく「科学的に行う研究」としたことを思い出していただきたい。「科学的に行う」とつけ加えたのは表現を飾り立てるためではありません。この言い回しは、問題を提起し仮説を立てるという、現代のすべての科学的営為の根底に認められる二つの操作を内に含んでいます。
(同書、45ページ)

文庫版『真幻魔大戦』は11巻まで読み終えた。12,13巻が抜けていて14巻が手元にある。14巻を読もうかと思ったものの,さすがに続けて読むこともあるまいと,2冊が見つかるまで読むのをやめることにした。たぶん新刊で買ったときも11巻あたりまで読んで,それ以降は読まなかったような気がする。第3部は「幻魔宇宙」で読んだはずだけれど,ほとんど印象にない。

止まっていた『背教者ユリアヌス』第1巻の途中から読み進めることにした。

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