湯あたりのためか，朝から風呂に入るには疲れすぎだった。7時半くらいに起き，したくをして朝食会場に向かう。人手が少なく，見ているだけで大変そうだったが，食事自体はとてもうまい。魚の干物が数種類用意されていて好きなものをテーブルで焼いて食べられるのもよかった。
10時のバスで駅に戻り，荷物をロッカーに預ける。観光案内で乱歩館について尋ねたところ，その場で電話をかけてくれた。3月に管理人が体調を崩して以後，市職員が代わりに管理しているようだ。
旧街道らしい道をしばらく歩き，乱歩館に着いたのは11時前。客は他におらず，岩田準一のコレクションを眺め，奥の展示室に入る。いつ始まったのかわからないが「孤島の鬼」のセリフ展が催されていた。館内は撮影自由だそうで，数十枚の写真を撮り，据えられたDVDを見る。すばらしい。一度戻って，「幻影城」の部屋に入るが，こちらはとっちらかった友人の部屋みたいだった。チープさが乱歩っぽいと言えなくもない。
1時間近くあれこれ見た後，絵葉書を買って帰る。
昨日，昼食をとった店の先にある小洒落たカフェで休憩。駅まで戻り，一番街というお土産屋と食事処が入ったビルに向かう。家内と娘が買い物をしている間，仕事の続き。
昼食は3階の喫茶店のようなところで簡単に済ませた。もう一回りして，海の近くの鳥羽マルシェを覘く。駅の売店でビールを買って，帰りの電車に乗ったのは15時過ぎ。混雑のためか少し遅れ気味に名古屋に着き，新幹線に乗り換えて東京駅。構内のリゾット店で夕飯をとって帰ってきた。
家内はiPhoneの充電器，娘は友だちへのお土産と定期を岩田屋に忘れてきたようで，帰ってから電話でそのことを確認した娘は，電話口から次々に忘れ物が出てくるので，途中で笑ってしまったという。
伊勢・鳥羽に出かけておもしろかった。あちこちで天候が荒れたとニュースを見たが，このあたりは3日間とも恵まれたことも幸いだった。
