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午前中はCATVとの連絡からインフルエンザ予防接種に直行。申し込みのしかたを変えたためか,今年はスムーズだった。仕事の途中で,30日のキング・クリムゾンのチケット発送のメールが届く。結局,コンサートに出かけることした。来日前は少しくらい余裕あったものの,実際,日本でコンサートが始まるとなると,おさまりがつなかくなってしまった。仕事を終え,高田馬場のブックオフを覘く。昨日は並んでいなかった島田一男の文庫が2冊加わっていた。1冊はもっていたはずと思いながらも4冊購入。下落合の炭焼き屋で夕飯をとる。家内と娘は映画を観てから帰るとのこと。テレビを見ながら,まずはエクセルで,手持ちの島田一男文庫のリスト化を始めた。1時間と少しで終えた。

手持ちの島田一男の文庫は,まだ50冊を越えたくらいだった。事件記者と銀座特信局シリーズは春陽文庫で赤版が出たときからリアルタイムで読み,以後,手放さずにもっているので,新刊で手に入れたものとしてはこのあたりがもっとも古い。

徳間文庫は背の番号が最初は地のほうに振られていたのだけれど,途中から天地別の番号(天は「し」から始まる番号)にになり,その後,地の番号は廃止された。管理上,こういう変更はめんどうくさい。ISBNで管理しようかと思ったけれど,春陽文庫の1960年代ものはそんな番号ついていない。

少し前にWebで紹介されていた島田一男のシリーズ一覧(文庫版)が参考になるのだけれど,まずは手持ちの全体を把握するために,書名,出版社,発行年,管理番号,備考(シリーズ名,書名変更など)くらいでまとめた。

とにかく管理番号を打ち込んでいくと,50冊越えくらいでは抜け落ちている文庫のほうがまだまだ多いことが明らかで,ため息をつく。いや,赤川次郎や西村京太郎でそんなことしようとは思わない。赤川次郎は少しくらい読んだけれど,西村京太郎は初期の面探偵シリーズくらいしか読んだことないし,読もうとも思わない。

ただ,島田一男には惹きつけられるところがあって,もしかすると1960年代にチャンドラーを日本の土壌に持ち込んだのは島田一男だというような評価ができそうな作品があったり,北村薫よりはるか前に,日常の謎を推理小説に持ち込んだのは島田一男で,その後を半村良が続けたという切り口だってつくれないことはない。

矢作俊彦の作品リストをつくりはじめる前に,島田一男に手を染めるとは思いもしなかった。

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