黒船

井上勝生『幕末・維新―シリーズ日本近現代史〈1〉』(岩波新書)を捲っている。黒船というと,ミカバンドのアルバムをまず,思い出す。本書を読みながら,『黒船』の曲を反芻してみる。

庶民史についてはほとんど触れられていないため,その分だけあれこれと想像できる。まあ近世史シリーズも読めばよいのだけれど。

加藤和彦と松山猛は,どうしたわけで「黒船」をキーワードにアルバムをつくったのか,どこかでしゃべっていたような気もするが,内容は覚えていない。黒船からの視点と日本からの視点が交差する。黒船の視点から始まり,日本の視点で終わる。

幕末についてはほぼ関心がなかったのだけれど,正解のない歴史の典型として,この歳になると面白い。まあ,衰えたのかもしれない。

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