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ジョン・レノンも三波伸介も,その訃報から40年近く経ていることは不思議な感じがする。北山修が自切俳人を名乗っていた頃,九段会館でコンサートをやったのがこの日か翌日で,めずらしく「帰って来たヨッパライ」を演奏したのを思い出す。ドラムは木田高介で,その後,ライブハウスに通うにつれ,当時のライブにおけるドラムの音の録り方はどうにかできなかったのかと思うことしばしばだった。せっかくのドラミングが,まるで学芸会のような響きなのだ。

といったことを思い出すわけではなく,ただ寒い一日。朝食をとり,したくをして会社に出た。駅前の書店で「新潮」一月号を購入。流行だからといって,文芸誌の束を厚くすればいいというものではないだろう。村上龍の新作500枚一挙掲載とか,昔の「野性時代」を思い出させるような仕立てを誰も望んではいやしまい。「ビッグ・スヌーズ」を読む。24回でまとめてほしいなあ。ここから二けた続けると,せっかくの小説が迷走することは目に見えている。

ゲラを読むはずが,急遽,広告作成でほとんどの時間を費やす。17時くらいにしまい,池袋まで。西口で休憩。18時くらいの出立予定で。「ビッグ・スヌーズ」を読み返し,その後,切り抜きをクリアファイルに挟みもってきた「豚は太るか死ぬしかない」を数回分読む。昔,「メンズクラブ」や「プレイボーイ」に掲載されたエッセイを思い出す。

東武の地下をめぐり,ポンパドールでパンを買い,家内と私分のお弁当を調達する。高田馬場経由で下落合まで。新目白通り沿いのプチでビールとジュースを買い家に戻る。

20時前から夕飯。『小松とうさちゃん』は半分くらいまで読み進める。場面転換で視点が変わる小説が好きなことに気づく。まあ,『マイク・ハマーへ伝言』の影響なんだけど。

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