タイムライン

「新潮」3月号の「ビッグ・スヌーズ」を読み返す。1文に盛り込まれた情報量の多さに舌を巻く。まるで映画を撮影するかのように場面を決めて,それを言葉に落とし込んでいるに違いない。いや,もとをただせば言葉のはずなのに,最初に絵が,コマが映し出される。言葉を流してしまうと途端,物語から置いていかれてしまう。今回では,10年少し前の若者が,まるで映画のように消える様子が数行で描かれる。表現の凄さ。

SNSのタイムラインが妙な具合になっているので,タイムラインを整理せずに,自分がタイムラインから降りてみることにした。いつまで続くかわからないが,代わりに匿名でWebにときどきつぶやきを流す。当初,履歴もつけずにそのままにしたものの,痕跡が気になり,履歴をのこしておくことにした。

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