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東では台風の影響は少なくて済んだものの,西ではさまざまな被害,影響が出たようだ。直接の影響を感じなければ,なかなか実感はわかない。

早出の週。広告をつくり,依頼書を出して,校正。16時過ぎに退社。池袋で途中下車し,昨日買ったスナッグパンツの裾上げを依頼。1時間ほどで終わるというので,ブックオフに寄る。均一棚で福井ミカの文庫本を見つけ購入。アマチュア時代のフォークルの頃の話から始まる。先日,Youtubeで小原礼と松山猛が出たトーク番組(というのか)を見た。番組では小原がユキヒロを誘った(つのだひろの後釜探しだからそうなる)という話が,本書ではユキヒロが小原を連れてきたとなっている。

スナッグパンツを引き取り,中井で途中下車。「新潮」を買って,日高屋で休憩。文庫本を少し読み,「ビッグ・スヌーズ」。4ページくらいの分量で,さらに2,3回続く雰囲気。普通に書き進めれば,あと1回でおさまるはずなんだけど。『大いなる眠り』自体,全体に進行が早いので,これくらいのスピードでもよいかもしれない。売れそうにないもの数点を残し,これで手持ちの平沢関連のCDは,ほとんどなくなった。データですべて手元にあるので,それでいいかと。

帰宅し,30分くらい眠る。家内と夕飯をとる。ヤフオクにあげた品,2つとも落札された。競り合いがなかったので,スタート金額とはいえ,平沢,P-MODEL関連の品は入札されるなあ。『旬VISION』の状態を確認して,今度あげてみよう。

娘が帰宅し夕飯。テレビを見ながらSTORESの更新データを作成。時間がなかったので更新は明日にする。

『サイエンスの幽霊』あたり以降,平沢進の作品の最新作に対する失望が増すようになった。『Blue Limbo』と『白虎野』あたりは,それでも新鮮な感じを受けたものの,それ以降はその前にもどった印象だ。スタイルが,ではなく,失望感が。

しつこいようだけれど,ロックにおける新譜は,その時点でもっとも説得力をもった作品で,少なくないミュージシャンたちが,たとえ新譜よりも評価が高く,売れた旧作があったとしても,あえてそれは忘れてほしい,とインタビューで語っていた記憶がある。

CD再発ラッシュのあたり,「ロッキンオン」で「温故知故」なる言葉が生まれた頃から,たぶん,新譜最高イズムは失われたのだろう。それも意外とあっさりと。

平沢進はそれでも,詐欺師のように最新作の新しさを語ったが,音からは言うほどの新しさを感じることがなくなった。しかたあるまい。

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