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朝,ローソンでアイスコーヒーを買って出社する時期。セブンイレブンとは異なり,ローソンのアイスコーヒーは店の人がカップに氷を入れ,サーバーから注ぐ仕様だ。人によってこの氷の入れ具合が違う。通勤の流れで立ち寄るローソンの朝番の人は,氷の量がかなり的確だ。渡されたカップをサーバーにセットして待つと,ふちギリギリくらいでちょうどおさまる。だいたいの人は氷の量が足りず,ふちからそこそこ下のあたりで留まる。コーヒーがこぼれ出してしまうのは論外とはいえ,ふちにたどりつかないのも情けない。サイズMで注文したにもかかわらず,ふちまで余裕があると,Sを押してしまったのではないかと錯覚する,いやしないけれど。

これは巧みなバァテンダーに通じるところがあるように思う。マティニをグラスにきれいなところまで注ぐバァテンダーの技だ。手元の技を目にする機会が減るなか,コンビニにはときどきすごい技をもつ人が立っている。

19時過ぎまで仕事をして退社。帰りにブックオフに寄り,文庫数冊と単行本を購入。島田一男の『黒い津軽海峡』後半を読み進めている。途中から犯人側の視点で描かれる章が挟まれ,倒叙法までとはいかないまでも,島田一男にしてはめずらしい構成の作品。お色気シーンの後に,「おれは何をやっていたんだ!」と後悔する海堂に「そのとおり」と突っ込みながら読むには手頃な内容。主人公の判断がほとんど役に立たないあたり,早すぎた「24」という按配にも読める。

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