ビッグ・スヌーズ

朝から入稿原稿の続きを作成し,週末のWeb会議の設定。これが面倒くさい。有料契約したのだけれど,1か月間は試用期間が設定されている。ありがたいとはいえ,Meetの情報を当たっていくと,有料でないと使えない機能があるという。会議を設定した後,有料登録に切り替えたものの,それでよいのかわからない。とりあえずチャットでサポートを受ける。Googleのサポートなんてものを使うことがあるとは思いもしなかった。12時を過ぎてしまったので,コンビニへ昼食を買いに行く。雨が降り始めている。で19時過ぎまで仕事。週末の一箱古本市には遅れて参加させてもらうことで主催者に了解を得る。非道い雨。

矢作俊彦の連載「ビッグ・スヌーズ」が終わってしまったので,最初から読み返している。ただ,連載中にも書いたけれど,連載1回分を読むだけで満足してしまう。結局,第1回~第3回あたりを何度も読み返すことになる。

繰り返しになるのだろうけれど,「チャイナマンズ・チャンス」も最初の数回は繰り返し読んだ。「ビッグ・スヌーズ」と合わせると一体,あの場面を何度読んだことになるのだろう。「ルッキン・フォー・ビューティー」にも同じ場面はあるのだから数十回読んでいる。にもかかわらず。坂道をゴルフが昇っていく場面から何度も読み返してしまう。

大友康平がザ・ビートルズの『アビーロード』を買ってから聞き終えるまで1年かかったというエピソードを思い出すけれど,これも以前書いた気がする。

40年以上にわたり散発的に書き続けてきた,同じ主人公による一連の小説があって,その最新作の出来がすばらしく,読み終えるのにどれだけ時間をかけても惜しくないなどという出会いがあたりまえに思えるほど,恵まれた人生をおくってこなかった身としてはなおさらに。

昨日,また第1回から読み始めたのだけれど,結局,面白いのだ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Top