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次号の対談のセッティングで前半は終わり,並行して進めている書籍の打ち合わせ,雑誌の見本出し,発送で金曜日が終わる。

火曜日はもう一度だけ早稲田通り沿いのブックオフに寄り,文庫本中心に10冊くらい購入。石森章太郎の『八百八町表裏化粧師』を30年近くぶりに文庫で買い直した。で1980年代前半の,落胆が続く時期に発表されたこの作品が,コマによっては70年代前半の絵柄に見えたり,構図も凝っていたりしてびっくりした。連載当時,読んでいたはずだけれど,『さんだらぼっち』で荒れた構図がそれ以前のものに戻った印象だ。

水曜日は仕事を終え,家内と光が丘に行き,古本市で少しだけ購入。すがやみつるが石森章太郎に関する解説のなかで,半村良の小説が面白いと言ったときのエピソードを紹介している(といっても20年近く前)のを読み,すがやみつるは『さんだらぼっち』を半村良風と紹介しているように思えるものの,ここは『Knight andN day』のほうが半村良そのままだろうと突っ込みを入れたくなる。いい意味で。

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