上野

仕事で夕方まで御徒町にいたので,帰りに近くの古本屋に寄ってから帰ろうと思う。検索すると,行ったことのないブックオフが稲荷町にあった。以前,徹たちと忘年会だったかをしたビリヤニがうまいカレー屋が近くにあって,弟が帰国した際にも同じ店に入った記憶がある。店のまわりはなんだか殺風景に変わっている。

地下鉄の駅を過ぎてもう少し歩くと,1階と地下1階が店舗になっているブックオフを見つけた。1階から入り,地下に通じる階段を下ると文庫,単行本などのコーナーになっている。しばらく眺て五木寛之の『晴れた日には鏡をわすれて』と関川夏央の『石ころだって役に立つ』を購入。広そうな外見だけれど,店内はそれほど広くない。

夕飯を買って帰ろうと駅のあたりの店をチェックするもののめぼしいものがないので,中野まで戻ることにした。『石ころだって役に立つ』を捲っていると,関川夏央の文章がうまく嵌っている。この人の文章は,内容と文体が乖離することがときどきあって,それが隔靴搔痒になってくることが多いのだけれど。片岡義男が原節子を書いたときのような感じだ。

中野駅に着き,ヤミヤミカレーで夕飯を買って帰宅。

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