第二次マンガ革命史

少し前まで中川右介『第二次マンガ革命史—劇画と青年コミックの誕生』(双葉社)を読んでいた。私が生まれる前のマンガの歴史を,何人かのマンガ家を通して描くグラフィティ形式のノンフィクションで,こうした構成の本が昔から好きだ。

以前,著者の別の著作(『サブカル興亡史』)を読んだときには,サブカルは生まれる前のことに関する記述になると途端,軋むような表現になると思ったので,本書を最後まで面白く読めたのが不思議だった。それはたぶん私が同時代を体験していないからで,私よりひとまわり上の世代が読むと,どう感じるのだろう。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Top