矢作俊彦 レノックスヒル・ホスピタル Posted on 2015年8月8日 by コトナ / 0件のコメント 矢作俊彦の短編集『ブロードウェイの自転車』に収載されている「レノックスヒル・ホスピタル」は,「ミステリマガジン」1980年9月号,10月号に掲載されたエッセイ「緊急の場合は」をもとにしたものである。 1979年に「ヨコス...
小説/日常 出口裕弘 Posted on 2015年8月4日 by コトナ / 0件のコメント 出口裕弘の訃報。 はじめて読んだのは『天使扼殺者』で,『京子変幻』『越境者の祭り』と3部作のような作品を手にした。1980年代に入って早々のことだったと思う。 ヴァンプに翻弄される男を通して,結局,ヴァンプが魅力的に映る...
日常/書籍 中井英夫 Posted on 2015年8月3日 by コトナ / 0件のコメント 「人を取除けてなおあとに価値のあるものは,作品を取除けてなおあとに価値のある人間によって作られるような気がする」(辻まこと)ということで,鶴見俊輔関係の本を捲っていたところ,すっかり忘れていたくだり。 小熊 ……共感する...
小説/日常 文体 Posted on 2015年8月2日 by コトナ / 0件のコメント 新刊,古本,週に10冊以上手に入れる生活がしばらく続いていると,いきおい,これまで読むことのなかった著者の本に接する割合が増えた。というものの,書かれたものを文体で眺めていくと,結局,矢作俊彦の文体が(良し悪しはまったく...
日常 近況 Posted on 2015年8月1日 by コトナ / 0件のコメント とりあえず,今月は記す回数を増やそうと思う。 鶴見俊輔の訃報に接する少し前から,通勤途中に鶴見俊輔の対談集を読んでいた。こんな時期だからなおさらに読み直すということかもしれない。亡くなってからようやく,中井英夫経由で鶴見...