本田靖春

先日,『我、拗ね者として生涯を閉ず』(下)をみつけたので,会社の行き帰りに読んでいる。とても懐かしい語り口で,昭和60年代前後,本田靖春のノンフィクションとの出会いは幸福だったと思う。 それにしても,佐山一郎伝説をだれか...

古本

角川文庫版『マンハッタン・オプⅡ』が新古書店にあったので,つい手に取ってしまった。わが家にあるものより余程きれいな状態なので,つい買ってしまう。CBSソニー版,ソフトバンク文庫版も持っているのに,これだけ状態がよいと,い...

言葉

PRODUCE08-1 修二「もう,言葉が通じないんだよ。オレの言葉は,もう誰にも届かない――信じてもらえないって,こーゆーことだったんだなよな」 木皿泉:野ブタ。をプロデュースシナリオBOOK,p.376,日本テレビ放...

言葉

テレビドラマ版「野ブタをプロデュース」の後半で,主人公が「言葉が通じない」状況に陥る場面がある。ここでいう「言葉が通じない」こととは「信じてもらえない」状況のことなのだけれど,では,「信じる」ことは「言葉が通じる」ことな...

……FM東京のある番組で俳優の藤竜也と作家の矢作俊彦が対談し,矢作がこんな話をしていた――“結城昌治さんは僕より何十倍も上手いけれど,でも,あの人の描く街はどこも杉並区なんですよね”と 池上冬樹:ヒーローたちの荒野,p....

Top