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先週,吉祥寺の無印良品で手に入れたラックが午前中到着した。ファクシミリ・コピー複合機が数十センチの高さのため,ラックを調達しなければと思っていたのだけれど,なかなか見合ったものが見つからなかった。とりあえず高さ50センチで,50キロくらいまで積載可能だというので決めてしまった。

新井薬師のおしゃべり好きの家具屋のおじいさんが言っていたとおり,送料とは別に組み立て料も設定されていたけれど自力で行なえないほど難しそうには思われない。到着して開封,30分ほどで組み立てを終えた。

そこそこの重さがあるので,ひとりで移動させ,複合機を載せるのにはそれなりの勇気が必要だった。あたりを整理してセッティング。うまくいったと思ったら前後を逆にしていた。複合機を回転させて,その後,全体をぐるりと回転させる。洗濯機置き場にちょうどよい大きさで,高さも問題ない。

玄関の梱包をざっとだけ片づけて,ひと段落。事務所に必要なものは,軽くてたくさんの本が並べられる書棚くらいのものだろうか。

その後,高田馬場まで校正を受け取りに行く。帰りにブックオフを覘き,CHIKUHOでコピー用紙を買って帰社。19時過ぎまで仕事をして,帰りに日高屋で休憩。帰宅後,夕飯。

キングクリムゾンの来日中に,海外からの渡航者入国がストップ。おそろしくよいタイミングでツアーがスタートしたものだ。メンバーからしたら,「(ちょっと)待ってください」「しょうがない」という日本語タイトルラインナップそのものではないだろうか。

週末

土曜日は午後から事務所に出て,そのあと,創業支援相談へ。遅めの昼食は大塚まで出て中華料理。徳間文庫1冊購入。家内と池袋で待ち合わせ,池袋東武に入る。ルミネまで行き,くまざわ書店でまた徳間文庫1冊購入。疲れてしまったので1階の喫茶店で休憩。夕飯を調達して帰宅。早めに眠る。

日曜日も午後から出社。校正作業をすすめる。他の件も処理しながら20時近くまで。夕飯のおかずを買って帰り,家内と夕飯。

ブラックフライデーとらやで,iPhoneのケースや家のものを調達する。ほしいものがなくても探して買ってしまうのは,フィットする古書店に入ったまま出てこられない状況に似ている。ただ,アマゾンの場合,フィットする/しないではなく,選択すればみつかるかもしれないという妙な感覚にのみよっているのだけれど。

12月はいろいろと忙しくなりそうだ。サイトも早くめどをつけなければ。

King Crimson

1981年12月9日,Kinc Crimson初来日,ライブ初日が渋谷公会堂で開催された。追加公演もソールドアウト,追追加公演がライブ初日になったのだ。

受験を控えた私は,にもかかわらずその日のチケットを入手した。翌年の2月,3月が散々なことになるとは思いもしなかったし,まあ,渋谷までライブを見に行ったくらいで影響はないと考えていたはずだ。実際,影響はなかったのかもしれない。元からあんな案配だったのであろう。

King Crimsonのライブを見に行くたびに記している気がするが,渋谷に出る前に,御茶ノ水というか神保町の三省堂の角のビルの2階にあったキニーという輸入レコード店で7月だったか8月だったかのライブのブートレッグを買った。2枚組で5,000円近くした気がする。演奏される曲はチェックした。せっかくあと数時間後,目の前で演奏されるというのにどうしてそういうことをするのだろう。

“Discipline”から始まったその日の演奏で新曲として紹介された”Turkish D(Teaとは聞こえなかった)”という語感が恰好よく,全体,復活前に比べるとメタリックな音色に響いたが,目の前にロバート・フリップが弾くギターを聞くことができるのだから,何も不満はない。

ようやく大学に入り,1984年のライブにも出かけた。後にライブ動画が発売されたけれど,行儀よく整理されていた音は会場で鳴り響いたものとはかなり違っていた。FM東京で初のデジタル録音ライブと銘打って放送されたときにもそれは気になった。1981年にはアンコールまで椅子から立ち上がらなかった客が,このときはアンコールで立ち上がって拍子をとったことを思い出す。

ダブルトリオを1回,ダブルデュオを1回,現在のラインナップになってから2回,King Crimsonの日本公演に足を運んだ。直近2回は,これで見納めだろうなあと思いながらチケットを確保し,数年後に裏切られることになった。今回も同じだ。たぶんこれでKing Crimsonのライブをじかに見るのは最後になるのだろうなと思いながら12月8日のチケットを確保した。あの日からちょうど40年だ。

特選

休日午後の吉祥寺はおそろしい人出。この感触だと,家内と遅めの昼食をとる予定で考えていた喫茶店はどこも隊列を組んでいるだろう。混んでいないことを祈りながらシャワーパーティカフェへ。なんとか席を確保できた。サバサンドセットで昼食。

丸井で落ち合うことにして家内とわかれ,古本屋を覘く。バサラブックスとよみたやで文庫を数冊購入。ルーエで『ケアの倫理とエンパワメント』を購入。文庫の棚を見ていると,この前,伊野尾書店に並んでいた小松左京の文庫など徳間書店が特選シリーズをスタートさせたラインナップだったことがわかった。面白いラインナップだし,絶版,読みたくて古本で入手するにもかなり高価になってしまっているタイトルも入っている。

1か月くらい前,SNSで徳間文庫絡みの投稿をいくつか目にしたが,これだったのか。徳間書店というのはなんだか不思議な出版社だ。

武蔵浦和

雨。昼にオアゾで校正を渡した後,打ち合わせのために武蔵浦和まで出る。30数年ぶりに降りた駅は初めて降りた駅のような印象。当時の武蔵野線の駅前に,何らかの発展を期待することなど想像できなかった。まったく別の駅と駅前がひろがる。

だいたいが,武蔵浦和駅というのは,ただ,新越谷駅から浦和や大宮に行くときの乗り換え駅のようなもので,東横線から南武線に乗り換える武蔵小杉駅に似た印象だ。武蔵小杉もまあ様変わりしたが。

改札で元同僚と落ち合い,打ち合わせ場所に出向き3時間弱。雨は強くなっている。にぎやかな駅前なら揃っているチェーン店はだいたいあって,そのひとつに入り1時間ほど打ち合わせの続き。それにしても代替可能な場ばかりがあちこちにあるものだ。ひばりが丘でも茗荷谷でも対してほとんど変わりない。

18時前に快速に乗って赤羽で乗り換え,上野駅に着いたのは18時過ぎ。30分はかかっていない。時間に換算すると,山手線を半周するくらいにもかかわらず,距離はからだにこたえる。御徒町まで行き,ゲラをもらい受けて,20時過ぎに帰宅。

武蔵浦和ねえ。町の成り立ちがなんだかおかしな方向に向かっていることを感じてしまう。

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