夢野久作

夢野久作の小説を読んだのは,昭和50年代が始まってしばらく経った頃のことだ。講談社文庫版全3冊の『ドグラ・マグラ』を読み,そこから一連の角川文庫を読み漁った。古本屋には三一書房版の全集が揃っていたので,これも購入して読ん...

ぼくのおじさん

夜は日赤で仕事の打ち合わせがあるため,夕方,事務所を出た。以前はほとんど渋谷経由バスを利用して日赤に行っていたのだけれど,東急線地下化以降の工事のため,バス停が移動した。駅の動線もときどき変わるのが面倒くさくなり,少し前...

奇病連盟

仕事帰りにブックオフで購入した北杜夫の『奇病連盟』(新潮文庫)をその後,読み始めたところ,懐かしさと面白さで,あっという間に読み終えてしまった。ストーリーは読み返してようやく思い出したくらいで,記憶にほとんど残っていなか...

風俗小説

夕飯のときに新聞を見るまで,すっかり木曜日と勘違いしていた水曜日。 先週から続く偏頭痛が治らず,風邪気味なので,早めに仕事があがり,近くのクリニックで薬をもらって帰る。19時には家に着き,薬を飲んで2時間ほど眠った。夕飯...

マチネの終わりに

Instagramの投稿を見て,平野啓一郎『マチネの終わりに』(毎日新聞社)を手に入れた。この人が薦めているのだから読んでみようかという塩梅だ。 しばらく前に買い,数ページ読んだまま,他の本を鞄に入れてしまった。結局,本...

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