日曜日


日曜日は週末でもある。

新井薬師駅前の文林堂書店に入り,サイボーグ009の「ミュートスサイボーグ編」と新書2冊購入。交番横の喫茶店monに久しぶりに入る。平成の初めの数年,ここで夕飯をとったことが何度もある。混んでいると地下に通されるものの,1階に席を確保して休憩。家に戻り,週末のエントリーをアップロードし終え,夕飯を買いに駅前の定食屋さんに行く。オープン数か月だというのに人気で,21時閉店を前に売り切れてしまうことも少なくない。お弁当3つを頼み,30分ほどかかるというので東中野のブックオフまで自転車で向かう。神吉拓郎2冊,岡部伊都子,大熊一夫の文庫本を買って戻る。

「新潮」2018年1月号から連載が始まった矢作俊彦の「ビッグ・スヌーズ」を2回読んだ。弘明寺から山手に場所を移した「チャイナマンズ・チャンス」。今度はきちんとまとめてほしい。今月の「新潮」はそれ以外の作品も面白そうなので,とりあえず巻頭の国分拓「ノモレ 第一部 救世主の山へ」を読み始めたところ,不思議な感じがする。文体はノンフィクション,それもヘミングウェイのように短いセンテンスで畳みかける。1980年代の冒険小説のようなテイストだ。第一部とはいえ長いので,まだ最後まで読み終えていない。

コンビニ本でサイボーグ009を読み返しながら,「週刊少年キング」連載時は,主人公たちが徐々に傷ついていくことを改めて感じた。「ベトナム編」で002が片脚を失い,「ミュートスサイボーグ編」では009が胸を撃ち抜かれ,005は片手片脚をもがれる。005の傷はいつの間にか直っているものの,最終回では,005の表情は致命的だ。006にも死相が漂う。少ないページでまとめざるを得なかったため,1コマに描きこまれているが,このシーンを文字に起こしたならば,主人公たちのほとんどが致命的な傷を負う描写になるだろう。

「週刊少年マガジン」で再スタートした「地下帝国ヨミ編」では,008が非道く傷つく。

「月刊冒険王」での連載以後,主人公たちが傷つく場面はほとんどない。ラストと称してまとめられた,石森章太郎が実際には描いていない作品で,主人公たちは手酷く傷つきはする。しかし,そこに「ベトナム編」で002が片脚を失ったときに感じたような身体感覚を覚えることはない。

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