栃木

10時前に家内と家を出る。池袋経由で栗橋まで行き,東武線に乗り換えて栃木に着いたのは昼を少し過ぎた頃。

40年近く前,栃木や新栃木で途中下車をして,駅近くの古本屋で時間を潰したことが何度かある。だいたいは新栃木駅近くにあった古本屋に寄ったものの,栃木にも数回降りた。駅前は以前から閑散とした感じだったのかはまったく記憶にない。川沿いに昔風の家並みが続くあたりに本屋と古本屋があったことは覚えている。

何度も書くことではあるが,当時,古本屋がありそうな景色というものはあって,徹と古本屋を探してあちこちぶらついているとき,このあたりにありそうだな,とあたりをつけると,かなりの確率で古本屋に遭遇したものだ。

栃木駅前は広い道路が通っていて,なんだか寂しさを増長させているような印象だ。風は強いものの,日差しはあたたかい。少し歩くと,昔風の家並みが現れた。紙を売っている店に入り買い物をして,文学館まで歩く。

家内が中原淳一展を見たいというので一緒に出掛けることにした。13時半から学芸員による解説があったのでそれに間に合わせた。知らなかったのは,中原淳一がイラストやデザインだけではなく,出版活動を並行して行っており,数誌を創刊しては畳むという経験をしていたことだ。

市街地に戻り,遅めの昼食をとった後,駅まで戻る。19時前に池袋に着いたので,買い物をして帰宅。山手線内回りが昨日,今日と運休のため,埼京線で一度,新宿まで出てから外回りに乗り換えて高田馬場に着いた。

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