乱歩

三好徹の小説を読んでいると,江戸川乱歩みたいだと思うことがある。外套と短剣に属する小説以外,天使シリーズを数冊読んだにすぎないが,『大暗室』や『緑衣の鬼』などタイトルだけで中身をすっかり忘れてしまった一連の小説を布団に包...

BUND HOTEL

バンドホテルについては,以前記したとおり(ここ),シェルルームよりシェルガーデン,ウィリー沖山のヨーデルが響く客室という記憶しかない。宿泊した際に取ってきたリーフレットに映るウィリー沖山の姿は,とにかくこのホテルのすばら...

気分はもう戦争

「気分はもう戦争2」の連載中に9・11が起きた。その少し前から休載が続き,継続が危ぶまれた(と思う)なか,この緊急寄稿が掲載され,その後の展開を期待したのもつかの間,1回分の延命(?)措置としてしか機能しなかった。 単行...

THE PARTY IS OVER

「週刊漫画アクション」の新年号あたりに掲載された矢作俊彦の短篇「THE PARTY IS OVER」を読んだのは30年くらい前のことだ。その後,『複雑な彼女と単純な場所』に収められるまで,この短篇を小説として理解していた...

Review

スキャンのとき切れてしまったが評者は野谷文昭。1998年1月というと,まだ出版業界が右肩あがりの余韻に浸っていた当時。週刊読書人も,タイトルのあたりだけ意味もなく2色刷り。もはや懐かしくもないが。 その後,週刊読書人で矢...

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