文体

新刊,古本,週に10冊以上手に入れる生活がしばらく続いていると,いきおい,これまで読むことのなかった著者の本に接する割合が増えた。というものの,書かれたものを文体で眺めていくと,結局,矢作俊彦の文体が(良し悪しはまったく...

近況

とりあえず,今月は記す回数を増やそうと思う。 鶴見俊輔の訃報に接する少し前から,通勤途中に鶴見俊輔の対談集を読んでいた。こんな時期だからなおさらに読み直すということかもしれない。亡くなってからようやく,中井英夫経由で鶴見...

リブロ

昨日は仕事の帰りに家内と待ち合わせ,池袋西武へ出かけた。リブロ池袋本店が閉店するのだ。 今から30年くらい前,西武百貨店の11階だかにあったリブロの前身に出かけたのは,ニューアカに肩まで漬かった友人に連れられてのことだっ...

街の人生

岸政彦『街の人生』(勁草書房)を読み進めながら,30年前の雑誌「スタジオ・ボイス」に掲載された徳田正博さんによるインタヴューと写真を思い出す。 二月七日朝,ひとりの男が息をひきとった。犯行グループは横浜市内の中学二,三年...

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