• 初出:「野性時代」(1994-95)

『サムライ・ノングラータ』と『東京カウボーイ』をつなぐ一作。「野性時代」休刊により連載途中のまま。連載後半は「眠れる森のスパイ」がリミックスされているものの,「グッドバイ」「So Long」に比べると,ストーリーへの干渉は少ない。
『フィルムノワール/黒色影片』に一部が流用されている。

第1回 アフリカの時間 野性時代 1994年9月号  p.200-217inu
ルノー4でパリを駆けるイワイとゴロウ。彼らの前に現れた女性の名は,オーレリア・ウォン・フーチー

第2回 アフリカの空 野性時代  1994年10月号 p.294-309
幾つもの鏡のなかから,彼女は微笑みかけてくる
第3回 アフリカの夜 野性時代  1994年11月号 p.332-347
万華鏡からすべての色と光が飛びだすように,受話器から彼女の声が転げ出る
第4回 ウエイアウト 野性時代 1995年2月号 p.418-429
彼女は赤い靴を履いて,そっと部屋に降り立った
  (目次より)絢爛たる悪の華咲く都,パリ
第5回 no title 野性時代 1995年5月号 p.548-557
曲芸師がセーヌを渡る。それを見守るイワイたち
  (目次より)傑が加わり役者は揃った。パリが熱くなる
第6回 no title 野性時代 1995年12月号 p.396-403
タマラが撃たれた。グラス砕け散る喧噪を抜け出したイワイたちは
第7回 no title 野性時代 1996年1月号 p.458-464
タマラの死が,イワイたち三人の関係に影を落とす