あまり広くない

午後から朝霞まで取材に出た。数年前に同じ仕事できたときは,なんだか寂れた感じがしたのだけれど,今回はにぎやかな印象をもった。前回と同じ通りを行き,昼食をとった店を思い出す。その後,昼時の営業はやめてしまったらしく開いていない。

少し歩き,ルーマニア料理店で昼食をとった。旨かったものの,冷めづらい料理が多いのか,サーブされてしばらくしても熱いままで,口腔に少しやけどしてしまった。

17時までかかり仕事を終えた。近くに古本屋を探すと,無人古本屋があるらしい。地図に沿って歩く。ただ,このあたりの道はほとんど直角に交わることがなく,曇り空に日も落ちて,方向はわからない。数回,方向を間違えて,無人古本屋に向かう道らしきものを見つけた。その角に,無人ではない古本屋があった。スイーツも販売しているようで,古本は自分には馴染みないもの中心なのかなと思いながらも入ってみた。

絵本で1間とってあったものの,カウンターのぐるりに向かい合うように添えられた棚に並んでいる本はなんだか馴染みのあるものが多い。橋本治の徳間文庫エッセイが2冊あり,でもその2冊にはギャルズライフに載った倉多江美論は収載されていない。奥から店主が出てきて在庫を確認してもらうと,探している文庫本は売れてしまったようだ。

文庫1冊,新書1冊とスイーツを購入し,帰りしなに店主と少し言葉を交わすと,どうもいろいろと接点のあるご夫婦だということがわかった。

翌日,昌己にメールすると,朝霞や志木あたりでご主人とはよく飲んだそうで,奥さんは昌己の奥さんと職場が一時一緒だったのだとか。

検診

家内が携えてもってきた無料検診の案内があった。電話をかけて空きを確認すると,まだ受け付けていたので予約を入れた。その日が週末の土曜日だった。

午前中,事務所で仕事をして中野まで出る。当然のように暑い。中野ブロードウェイを越えて早稲田通りを高円寺方向に歩く。このあたり,再開発で変わってしまったことに今更気づく。

病院で受付をして,CT撮影。簡単なレクチャーを受けて検診は終わり。家内と待ち合わせて,丸井裏の喫茶店で休憩する。買い物をして帰宅。

眼科

コロナの症状が治まってから少し経った時期のこと。右目の下あたりに違和感がある。ものもらいらしい。そのうちにおさまるだろうと思い,放っておいたところ,少し小さくなった。ところが,そのまま消え去るどころか,このところ大きくなってきた感じがする。

しかたがないので,近くの眼科を受診し,処方箋をもらい,目薬2種類と軟膏を塗布する。医師からは,しつこそうなものもらいだと言われ,時間をかけるのが嫌なようであれば切開することも選択肢としてあると。確かにやっかいだ。目薬と軟膏で,でもあまり様子は変わらないのだが。

眼鏡

高円寺に恨みもなにもない。ただ手元に眼鏡が戻ってこないことにかこつけて,妙なことを書いてしまったのだ。今,眼鏡は手元にある。

たぶん,帰りの電車で荷物を入れた袋の上にでも眼鏡を置いたのだろう。その袋にはポケットがついていて,眼鏡はすっぽりとそのなかに落ち込んでいた。私が忘れたわけでも,忘れたものをだから誰かが手にすることなど初手からできはしない。

そのうち,同じものをもうひとつ買おうかと思っていたのだが,見つかって助かった。

a week

いつの間にか,また10日近く経ってしまう。

週明けから雑誌の下版作業に入り,デザイナーとやりとりしながら,2日間かけて終える。そのまま気のすすまない打ち合わせ一件の準備と打ち合わせを済ませ,週末の学会書籍販売の準備とその作業を終え,週末はこの間の片づけで終わる。

久しぶりに学会場の売り場に一日立ち,著者やら知り合いやらと話しながら,本の動きを眺める。昔は前日に会場搬入を手伝い,同業他社と飲み屋に行き,初日一日売り場に立って,夜になると同じメンバーで飲む。帰りの電車や飛行機が一緒になると飲み会が続く。そのような出張をしても翌週からダメージなかったのだけれど,この歳になると,一日立つだけで翌日は半日,眠っていた。

翌日であるところの土曜日は,午後から起き出し,事務所で少し片づけをして,夕方かな家内,途中から娘も合流して高円寺の阿波踊りを見る。すごい人数だった。夕飯をとった店で眼鏡を忘れてしまう。高円寺で忘れ物をしても出てこないだろうなあと思ったところ,やはり出てこなかった。

日曜日は一日,この間の片づけで終わる。

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